四季報をぱらぱらくってみているのですが、
進行期の業績が悪いところが多いですね。
経常利益までは前年並みながら、特損がどかーんと。
いわずと知れた減損会計の適用というやつです。
一株益で投資する人間にとってみれば、
一時的に落ち込みますから絶好の買い場になる可能性も高いです。
もっとも、再起不能クラスまでダメージを受ける会社もありそうですが。

ちなみに現状忘れられやすい点は2点でしょうか。
1点目はリース資産も影響を受けることです。
オフバランス資産になっているリースですが、
これについても減損の対象になってきます。
ですから見た目の固定資産の多さだけではなく、
リース注記のあたりもちらっと見ておく必要あるでしょうね。
2点目は第一四半期注目ということです。
業績への織り込みは普通はしてあるはずで、
前期末の業績見通し段階で織り込まれているはずです。
しかしながら、そこで織り込みきれてなかった場合、
今回の第1四半期から登場する可能性もあります。
最低でも中間決算時点では織り込まれてきます。
ですから、余りにも見通しが甘いなと思う企業については、
中間決算時点までは気が抜けないのではないかなぁと思っていたり。
まぁ、最後の最後まで出してこれないところもあるかもしれませんが。